真冬のウェットスーツはドライが主流!?

今日はSHISEE WETSUITS CLASSICSの工場におじゃましてきました。

いつ行ってもいろんなウェットスーツがところ狭しと並んでいて、そりゃもう圧巻です。

中でも年々進化を続けているのは、ドライスーツ。

これまでのセミドライスーツは、ウェットスーツの中に水が入って体温(もしくは素材の発熱機能)で温めて身体を保温する、というものだったんですが、ドライスーツは海水を完全にシャットアウトすることで身体の保温するウェットスーツです。

ドライスーツでもイロイロありまして、手首と足先は裸のままで身体だけは濡れないタイプ。
ブーツをウェットスーツと縫合して手首は二重構造であとからグローブを装着するタイプ。
グローブも縫合して、首から上だけが海水に触れるタイプ。
さらに、ヘッドキャップも縫合して外に出ているのは顔だけ、というドライスーツ。

共通しているのは、海水が入ってこないようにジッパーを完全防水のものにしてあることです。
この完全防水を実現するために、各ウェットスーツメーカーが日夜試行錯誤を重ねているのですが、この試行錯誤がなかなかうまくいかない。

こちらを立てればあっちが立たず、の状態なのです。
ま、まともなウェットスーツメーカーなら、だいたい安心して真冬の海でもサーフィンできるんですが、ドライスーツというのは使用する側にもイロイロやってもらうことが多いウェットスーツでもあります。

例えば、手首と足首にはベルトを付けて万が一穴が開いたとしても水が入ってこないようにしなければいけないとか、ジッパーが特殊なため一人では開閉できないとか、海に入ったら身体に溜まった空気を首から抜かなくちゃいけないとか、年に一回はオーバーホールのメンテナンスが必要だとか、ジッパーにはパラフィンを塗らなくちゃいけないとか・・・

これを怠ってしまうと、ドライスーツゆえの欠点が文字通り命取りになることもあるわけで、長年サーフィンをやってらっしゃる方にはめんどくさいのでセミドライフルスーツでいいという方もいらっしゃいます。

とはいえ、今年はどうやらドライスーツ元年になりそうな勢いです。
寒さの厳しい千葉北でもドライスーツ率が上がって来ましたので、SHISEE WETSUITS CLASSICSでも来シーズンより販売するかもしれません。

もちろん今までと同じように、価格とでザインと品質のバランスがとれたオトナのドライスーツを皆様に提供できるよう努力して参りますのでどうぞご期待ください。

もしかすると、ドライスーツリリース一号は、ジップレスになるかもしれません。

では!

コメント